勇気づけライフの勧め175号「原因論は勇気くじき」2017・2・20

おはようございます。アドラー東北の高橋です。
先週の土曜日は盛岡でアドラー心理学勉強会を開催していました。

「感情について」大まかな説明と、事例を基に特に「怒り」についてどう順を追ってクールダウンしていけばいいのかについて検証していきました。
いつもながら和気あいあいと楽しく講座をすることができ、ご参加の皆様のご協力に感謝しております。

「この場の雰囲気が共同体感覚である」
その場の皆さんと自然に一緒にいられると感じられているならそれはできている。
心地よかったり、穏やかな気持ちでいられたり。

長い事通ってきているCさんがこんなことを言ってくれた。
何で居心地がいいかというと・・
「みんながここにいる他者を理解しようとしているから。」

「いいこというよね~。」と思いました。

時に私が厳しいことを言えるのは、こういう見守り隊の支えがあるから。
1人の力ではないので、みんなの力というのはすごいことだと今更ながら思った次第です。
御参加いただいた皆様ありがとうございました。

さて今日は「原因論は勇気くじき」というお題で書いてみます。最近前振りが長くて済みません。(笑)

先週の事84歳になる実家の父が入院しまして、お見舞いに行ったところすでに退院したとのことでその足で実家へ向かいました。

お茶を飲みながら父と母の会話を聞いていたのですが、とにかく暗い。。
不安感いっぱい。。。

退院したばかりですから仕方がないけれども、プラスどうしてそうなるかというと原因論で話をしているから。
「あの時~~だったから。」「あの頃~~だったから。。」だから今こうなった。。言っても仕方がないことをどこまでも話し続ける。。

目的論で考える癖のついている私には、過去の原因を探して犯人捜し、悪者捜しをしている会話はどうにも居心地が悪い。
明るい方向に話が進みそうもない。。
どんどん場が暗くなる。

このまま帰るのはちょっとなあ・・と思った。

ちょうどその日は「天使のささやきデー」だったので、「悪魔のささやき」を「天使のささやき」に変えてしまいました。


私は両親に対しては唯一忌憚なく意見を言えるなんでもありの子なので
「よくそこまで悪い事、言っても仕方がないことを考えられるよねえ。どんどん暗くなるなあ。暗くなりたい??」と切り出した。

「子どもの立場から気持ちを伝えさせてもらっていいかな?」

「もう二人とも80歳を過ぎているのだけれど、今まで二人の力だけで自立して、子供の手を煩わせることなく生活してきたのは、すごいことだと思わない?」

「私たち子どもからしたら、本当に感謝以外の何物でもないわけよ。。私はありがとうを言いたい気分でいるんだけど。。」

「うちの親ってすごいなあと思ってるんだよ。。主人の両親もそうだし、あっぱれ!見事!!としか思えない。だからありがとうって気持ちしかないわけよ。。自慢の親だと思っているんですが、いかがなもんでしょう?!」(きっぱり!!)

しばらく唖然として聞いていた2人でしたが、突然大笑い。。

「あらあ、お姉ちゃんにすごく褒められちゃった・・。」とニコニコ嬉しそう。

2人で原因探しして煮詰まっていたんだなあ・・と感じた。

ちょっと視点を変えた意見というのは他者からしか得られないのですよね。

いまさらながら対人関係においては、原因論ってのはダメ出し、勇気くじき以外の何物でもないと思いました。

まあ特にできることもないようなんだけどもこれからは時々顔を出して、水をさせるうちは原因論に水を差してもいいかなと、そんな風に感じた出来事でした。

今回もお読みいただきありがとうございました。