勇気づけライフの勧め163号「怒りは愛」2017・1・9

おはようございます。アドラー東北の高橋です。
昨日は春のような陽気だと思ったら一転今朝は雪が降っています。
皆さんのところはいかがですか?

さて今日は「怒りの感情」についてある方のケースをもとにちょっと書いてみます。

ご近所で新婚のご夫婦と同居を始めた隣人が、一年を断たないうちに息子さん夫婦と別居したことは以前書いたと思います。

お嫁さんを迎えることになり、わざわざ家を改築して迎え入れ、毎朝奥さんとお嫁さんが楽しそうに朝のご飯支度をしているところをよくワンコの散歩中に見たのですが、一年もたたないうちに息子さん夫婦は家を出てしまった。

家を出たままどこへ行ったのか音信不通だそうです。

その方はご近所さんに対してもすぐに怒りの感情を使う方なので、いわんや身内に対しても使っていただろうことは容易に想像できますが、実に非建設的と言わざるを得ない。

こういう場合のご相談に対してはできるだけ「他の方法」(怒りを使わないで自分の意見を言う)代替案を提案して練習等をすることもあります。

ただその際には感情を自分にとってどう意味付けているかがポイントになるのです。

たとえば誰かとトラブルになったとき、失敗した時、物事がうまくいかなかった時にあなたは「自分が悪い」と思うのか「相手が悪い」と思うのか、どちらでしょう?

「自分が悪い」と感じる人は、「どうせ自分なんか・・。」と考えがちで、怒りが前面に出るよりも「抑うつ」が前に出る。ウツウツと考えてしまう。

「相手が悪い」と感じる人は「~~すべき」思考が強くて、それにフィットしないので物事がうまくいかないと感じ怒りにつながってしまう。

ウツウツも辛いしイライラも辛い。

上手に自分の気持ちを伝えることができない。というより自分の気持ちがどうなのかを知ることがまず先かなと思うのですが。

いずれもライフスタイルが影響していて、ウツウツしてしまう方はわりと第一子にいて責任感が強くて「甘えるのが下手」だったりする。

イライラしてしまう方はたとえば末っ子で、こちらは育つ過程で周りがすべて長上者だったので察してもらっていたため、伝えなくても自分の気持ちは当然相手はわかっているという「甘え」が過度だったりうまくなかったり。
それが怒りにつながっている可能性がある。

別に第一子でも末っ子でもそうでない人もいるわけですが。

いずれにしても自分や他者に対してあまりうまくない方法を使っているということになるでしょう。

「甘え」が上手くない、うまくいかない、できない、ということは本当は「甘えたい」んですよね。

だからどちらにしても「認めて欲しい」「分ってほしい」、すなわち「愛してほしい」なんです。

この辺はトレーニングが必要で、自分がどちらの傾向が強いか、理解したうえで自分や他者を悪者にせずに「どう伝えるか」にフォーカスすればいいのです。

誰かや何かを悪者にするのは原因論になるのですから、解決にならない。
そこにいる限り事態は改善しません。

それよりも「これからどうするか」に着目して「別の方法」「新しいやり方」を見つけていきたいものですね。