勇気づけライフの勧め162号「相手に理想を求めない」2017・1・5

おはようございます。アドラー東北の高橋です。
そろそろお正月明けお仕事という方もおられることでしょう。

お子さんが冬休みという方はまだ通常とは言えない状況におられるかもしれないですね。

家族が休みでみんなが家にいると主婦ばかりが大変、と感じる方もおられるでしょう。
今は女性も仕事を持っている方が多いですから「自分だって休みたい」と感じることもあるでしょう。
また専業主婦であっても365日休む間もない子育て中であれば、ご主人が家にいる時にはちょっと手を放したいということもきっとあるに違いありません。

また、配偶者のご実家にいかれて気を使って疲れたという方もいらっしゃるかもしれません。

ご主人に手伝ってもらえばいいと思って頼んでも、家事をやり慣れていないので結局やり直したりして手間がかかる、それなら最初から自分でやったほうがいい。

でも自分だけが・・とイライラしている。

冬休みに限らず家族そろっての休日にはそんな気持ちになることはあることと思います。

その気持ちを代弁してみます。

「せっかくのお休みだから私も休みたい。それなのに自分一人がご飯作ったり家事をしたり少しは手伝う気持ちがないのかしら?自分から進んでやってくれればうれしいのにそんな気持ちを少しは持ってくれてもいいのに。」

でもやってもらったらやってもらったで「完璧ではない」という理由で気に入らない。(笑)

これはどうしてこうなるかというと、「自分の理想」を相手に求めている、期待しているからです。

勇気づけの視点からすると「理想の相手を100点」として減点主義の視点で相手を見ています。

相手からすれば「手伝ってほしいというから手伝ったのに出来が悪いと言われ、ダメ出しをされ、労力使った上に怒られるなんてやってられん。」という気持ちでしょう。

これは普段結構ありがちなのでもう少し書いてみると
私の妹のところに子どもができたときに実家の父がおもちゃのピアノを送った。

反応が気になるので電話をかけた。
「使ったか?どうだった?」
妹は「ありがとう、まだ使ってないから。。」と返事をした。

でまた一週間後に電話をかけてるんですね。

「どうだった?使ったか?」
妹はたまったものではありません。(笑)


皆さんはもうお気づきかと思うのですが、これは「承認欲求」。
「承認欲求」が満たされるまで相手はやるでしょう。

父にすれば「せっかく送ったものを喜んでもらいたい、反応を知りたい」です。

妹にすれば「送ってもらったのはいいけど、こううるさくどうだったと聞かれるのはちょっとねえ。。お礼を言ってもらいたいのかしら?」

「自分の理想」-こういう反応が欲しい、こういう対応が欲しいという理想を相手に求めているとこうなるんです。

私自身は、「相手に反応を含めて期待をするぐらいならやらないほうがいい」と思っていて、なぜかというとこれは見返りを求めることなので、きっぱりやめて久しいです。

アドラーを学び始めてから「見返り」を求めてやっている行動を思いきってやめてみたんです。

たとえば「年賀状」しかり、年末年始のお歳暮もそうだし、お中元やらそれに伴うお返しもやめてみた。

で何が起こったかというと何も起こらない。
相手は相手のままでした。

それ以来、 自分から人様に何かをしたりすることがあっても、それに対して反応がなくても別に気にならない。

反応があればそれはそれなりにうれしいしありがたい、と思いますが、反応がなくても「忙しいんだろう」ぐらいに思っていてそのうち忘れ去ってしまうことも多いです。

また感謝を言われなくても届いてよかったなぐらいに勝手に思っていますから別にいいのです。

なぜかというと「自分が相手にしたくてやったこと」は「自分の都合・自分の気持ち」であり自分の課題。

それに対してどう反応するかは「相手の課題」であり「相手に決定権がある」からです。

「相手に理想を求めること」は相手にこうしてほしいああしてほしいという要求を突き付けることであり、すなわち相手の課題に指示を出すこと。


「もしも感謝や反応を期待するのであればやめたほうがいい」というのはこういうことです。

期待して相手がその通りにならないと落胆したり怒りを使用したりしていることって意外に多いのです。

理想を自分が求められたら苦しい、それは相手にとっても同じことです。

「~~であるべきだ」という他者に対する期待を減らしていくこともメンタルケアには大事なことであると感じています。

まずは自分が見返りを期待しているとか理想の相手を求めていることに気がついたら一旦やめてみること。

「どうしても。。」と思うのであれば、「自分がそうしたい、やりたいから」でとどめておく。

「理想の相手」は現実には存在しないのです。自分の理想をもってして相手を測っていると付き合う相手がどんどん狭まっていくことになります。

また「相手の理想」に合わせることも過ぎればとても辛くなっていく事です。

「理想の相手」ではなく「現実の相手」、「理想の自分」ではなく「現実の自分」とお付き合いしていきたいものですね。

今回もお読みいただきありがとうございました。